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右手に患ったフォーカル・ジストニア

一度弾けていたものが弾けなくなる…
指が思うように動かない…
楽器から指が勝手に滑り落ちる…
痛みはないのだけれど…


病を乗り越え世界へ 若きピアニスト 左手の挑戦
(2008年のショートドキュメンタリー)

 

 私は東京藝術大学3年在学中の2004年暮れに、演奏家に起こる神経系の難病であるフォーカル・ジストニア(局所性ジストニア)を右手に発症し(2005年2月に診断を受ける)、演奏時の右手の正常なコントロールが一度困難となりました。
 専門医の助言のもとリハビリを始め、しばらくして左手のために書かれた作品 の研究・演奏も始めした。
 2005年末の東京藝術大学の卒業試験では、バッハの平均律からゆっくりの曲を両手で1曲と、他を左手の作品によるプログラムで受験し、2006年に卒業しました。 
 2007年末頃より、手に負担が少なく責任を持てる範囲の少量の伴奏等から徐々に公の場での両手の演奏も再開。その後も徐々にハードルを上げながらリハビリと研鑽を続け、試行錯誤の末現在はほぼ克服に至っています。

[治療への貢献] 
 フォーカル・ジストニアの治療に関しては、現在私自身ほぼ克服したとはいえ、まだ高い次元でのリハビリは続いています。音楽の勉強におけるブランクを埋めながらリハビリを詰め、完全克服(発症前よりもうまくなる事)が可能である事を身をもって証明するという目標と、音楽家としてもともと掲げる目標実現の為、現在は多くの時間をそこへつぎ込んでいますが、ここに至る現在まで、多くの同様の問題を抱えた様々な音楽家の方達と交流し、情報交換や励ましあいをしながら自分自身改善して参りました。その助け合いや助言無しには現在の私はありません。
 これからも少しずつ時間の許す限り、自身の闘病体験とそれに基づく記録と知見を、同様の悩みを抱える多くの音楽家や、医学的に研究をされている方々へ提供し、この難病をより多くの方が適切に理解し、また克服できるよう貢献していきたいと考えています。
 これは医学的な分野と音楽実技の専門分野にまたがる問題で、どちらか片方の視点だけではなかなか的を捉えた理解・解決の難しい問題です。
 これまで自分の身体と向き合いながら、科学的に客観的に考え観察し、原因や対策を理論の方から見出そうとする姿勢と、自分の実際の身体の感覚や、芸術的・抽象的に思い描くイメージから自分の状態を自由な発想でとらようとする姿勢の両方を活かし、学んだ情報を総合しながら多角的にアプローチし克服してきた経験を通して、医療関係の方と問題を抱える音楽家の間を埋めるような役割を担えたら と考えています。
 
※フォーカル・ジストニアに関する体験談等の記事を、ブログにて少しずつ公開しています。
 過去の関連記事は、ブログの左側にあるCategory欄の"音楽家のフォーカル(局所性)・ジストニア"から
 まとめてご覧いただけます。
 


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